Tuesday, May 30, 2017

ふとした瞬間に、夢と現実の境がわからなくなることがある。
それは一瞬の出来事だ。私の二つの目に写っている景色は、果たして私が見ているのか、第二の私が見ているのか、なんて馬鹿なことを考える。
そんなとき、自分が自分ではないような気がして、地に足が着かない感じがする。自分を主観的ではなく、客観的に捉えるのは大事なことだけれども、そういうときはまるで人ごとのように思えてくる。
今やっていること、見えていること、聞こえていること、全て今目の前にある現実なのに、もしかしたら夢なのかもしれないと感じてしまうのだ。
何かに向かっているときは、目の前の事柄について対処したり、問題を解決するのに精一杯でそんなことを考える暇もなく、ただ現実に向き合っているだけだ。
なのに、それさえもその一瞬が過ぎると、何かそのこの空間がパラレルワールドのように切り取られた空間で、その空間は恐ろしく現実味を帯びているけれども、夢の中の世界なんじゃないかと思うこともある。
誰かと向き合ってご飯を食べている瞬間、この人は私の知り合いなのだろうか、友達なのだろうかと思うこともある。
とても近しいはずなのに、同じ時間と空間を共有しているはずなのに、何故か目の前の風景がやけに遠いものに感じてしまう。
それは私だけ感じることなのか。それとも他の人もそんな風に感じることがあるのだろうか。
そもそも私が現実として認識している世界は私の頭の中で整理され、記憶や感覚として捉えられているもので創りあげられている。
生きている私の脳で作り出される世界は、一歩引いて見ると、もしかしたら夢の中の世界とそう違わないのかもしれない。
現実と夢は違う世界であるけれども、その線引きは実は曖昧で、知らないうちに人は夢の世界と現実の世界を行ったり来たりしているのかもしれない。
向こうの世界とこちらの世界果たしてどっちがいいのだろうか。